* SMシナリオの特異性 [#j6f4333a] 淫欲少女抄は、プレイヤー=少女が何でも好きなように行動できます。必然的に、特定の男(あるいは女)にだけひたすら尽くす……という展開はほとんどあり得ません。ある人物と特定の行為を行うためには、その前段階として別の誰かと関係を持たねばならないシチュエーションが珍しくもないからです。 これは、SMシナリオにおいて、「特定のご主人さまに尽くす」という展開が成立しがたいことを意味します。((ただし、特定のご主人さまにお仕置きしてもらうために他の男と寝るという展開はあり得ます。しかし、ドロドロの感情ドラマに発展しかねないので、この展開は採用していません)) そこで、主人公がマゾ調教を受けたいと望んだ場合、調教はサディスト集団による回り持ち調教とするしかない……ということは、だいぶ前から確定していました。主人公は誰の持ち物でもなく、特定のサディストと感情で結びつくわけではない……ということです。これにより、主人公の行動は拘束されなくなります。 さて、実装直前になって、更にSMシナリオに変更を加えることにしました。史上最強のサディスト集団「梁山泊」によって調教された主人公が、サディスト集団「ラグナレウァール」に挑戦するというのが基本的な新しい筋書きです。 「ラグナレウァール」には以下の八性豪が所属しています。 -第一性豪スターライト -第二性豪 赤方偏移仮面 -第三性豪プレイヤー -第四性豪 魔探偵 -第五性豪ジークフリート・ライン -第六性豪キャッチャー・ミット -第七性豪トールギス -第八性豪バルキリー・ミニスカート この八性豪は、彼らのサディスト魂を満足させられる女などいない……と豪語し、女を道具のように使い捨てる悪として出現します。主人公は、彼らの悪行を止めさせるために、彼らのサディスト魂を満足させる「史上最強のメス犬」を目指さねばなりません。 このシナリオ構成は、サディストとして全く異なる趣味を持つ複数の者達から、限界を超えた様々なプレイ体験できるという長所を持ちます。それと同時に、段階を踏んで頂点に近づくというゲーム的な達成感ももたらします。何となく複数のサディストから回り持ちで調教されるだけでは、自分がどこまで進んでいるのかがあまり明確ではなく、達成感が明確にはなりません。